ゼクター 7
- 2014/11/11
- 21:26
最近創作意欲が湧いてきています。
というわけで、どうぞ!
----------------------------------------------------------------------------------------------------
=昼休み(A組)=
征太はクラスの女子に囲まれていた。

女生徒A「深津君、一緒にお弁当食べよ!」
女生徒B「ええ~ずるい~!私も一緒に食べたい~!」
女生徒C「・・・私も、深津君と・・・」
征太「よし、じゃあみんなで食べよう!」
女生徒A・B・C「やったー!」
征太とクラスメイトは机を並べ、お弁当を広げた。
※征太のお弁当はコンビニ弁当
征太は既にクラスの人気者となっていた。
もっとも、征太の暗示によるものなのだが・・・。
征太「そういえば、みんなは何か部活とかやっているのか?」
女生徒A「私は入っていないかな」
女生徒B「私は陸上部だよ!深津君もどう?楽しいよ!」
女生徒C「・・・私は、文芸部・・・かな」
このほかにもいろいろな部活の名前が挙げられた。
征太「部活動・・・か・・・」
征太は物思いに耽りながらおかずを口に運んでいった。
・
・
・
全ての授業が終わり、帰りのホームルームが始まった。

いつき「それじゃあ今日の連絡は以上になります。何か質問はありますか?」
生徒たちが特に手を挙げる様子はない。
いつき「では今日はここまでにします。でも、チャイムが鳴るまでは教室にいてくださいね」
※この学校では、ホームルームは早く終わっても、チャイムが鳴るまでは教室を出てはいけない決まりになっている。
いつきがそう言うと、教室はクラスメイト同士の会話でにぎわった。
征太「そろそろかな」
征太がそう言ってから数秒後・・・
キーンコーンカーンコーン
放課後を告げるチャイムが鳴った。
すると、教室の様子が一変した。
いつき「あ・・・」

女生徒A「・・・・・」

クラス全員が虚ろな表情になった。
そして、男子生徒のみ身支度を整えてそそくさと教室を後にした。
征太「よし、では朝の続きをやるか」
征太は再び骨を取り出した。
その後、女子を4人ずつ呼び出して、同時に骨にキスをさせた。
それを、すべての女子がやるまで続けた。
もちろんいつきも、それの対象となった。
しかし、どれを試しても骨は光った後に、いつもの状態に戻ってしまうだけだった。
征太「やはり無駄だったか・・・。このクラスの女子の魔力はみな低いというわけだな」
征太は教室を一望した。
いつき「・・・・・」
女生徒たち「・・・・・」
いつきやクラスの女子たちはみなボーっとした表情で立ち尽くしていた。
征太「そういえばあいつらの魔力がどれほどなものか、見定める必要があるな」
征太は目を閉じ、頭の中で念じて、彼女たちを呼び出した。
征太「藍子、春菜、我のもとへ来い」
・
・
・
=D組教室=


藍子「上条さん、調子はどう?」
春菜「う~ん、とくに問題はない、かな」
藍子「そっか、よかった」
藍子と春菜は、静まり返った教室で話をしていた。
ちなみに明憲はすでに教室を出て帰宅している。
藍子「ねえねえ上条さん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」
春菜「いいけど、なに?」
藍子は携帯を取り出した。
藍子「メールアドレスの交換、しよ!」
春菜「え・・・」
春菜は唖然としていた。
藍子「私、もっともっと上条さんと友達になりたいの!だから・・・」
春菜「ぷ・・・クスクス」
春菜はクスリと笑みをこぼした。
藍子「上条・・・さん?」
春菜「やっぱり高森さんは素敵な人だなあ。・・・もちろん、いいよ!」
藍子「ホント?!ありがとう!」
そうして藍子と春菜はメールアドレスを交換した。
藍子「これでよし、っと」
春菜「あの、高森さん」
藍子「?どうしたの?」
春菜「・・・ありがとう」
春菜は顔を赤くしてそう言った。
それに対し藍子は・・・
藍子「・・・うん!」
まぶしいばかりの笑顔をむけるのであった。
藍子「それじゃあ帰ろっか」
春菜「そうだね」
そうして藍子と春菜がカバンに手をかけたその時・・・
藍子「あ・・・・」

春菜「あ・・・・」

藍子と春菜の目が虚ろになった後、抑揚のない声でこう言った。
藍子・春菜「・・・はい、ご主人様・・・すぐに・・・そちらへ・・・」
そして藍子と春菜はフラフラとした足取りで教室を後にしたのだった・・・。
続く
というわけで、どうぞ!
----------------------------------------------------------------------------------------------------
=昼休み(A組)=
征太はクラスの女子に囲まれていた。

女生徒A「深津君、一緒にお弁当食べよ!」
女生徒B「ええ~ずるい~!私も一緒に食べたい~!」
女生徒C「・・・私も、深津君と・・・」
征太「よし、じゃあみんなで食べよう!」
女生徒A・B・C「やったー!」
征太とクラスメイトは机を並べ、お弁当を広げた。
※征太のお弁当はコンビニ弁当
征太は既にクラスの人気者となっていた。
もっとも、征太の暗示によるものなのだが・・・。
征太「そういえば、みんなは何か部活とかやっているのか?」
女生徒A「私は入っていないかな」
女生徒B「私は陸上部だよ!深津君もどう?楽しいよ!」
女生徒C「・・・私は、文芸部・・・かな」
このほかにもいろいろな部活の名前が挙げられた。
征太「部活動・・・か・・・」
征太は物思いに耽りながらおかずを口に運んでいった。
・
・
・
全ての授業が終わり、帰りのホームルームが始まった。

いつき「それじゃあ今日の連絡は以上になります。何か質問はありますか?」
生徒たちが特に手を挙げる様子はない。
いつき「では今日はここまでにします。でも、チャイムが鳴るまでは教室にいてくださいね」
※この学校では、ホームルームは早く終わっても、チャイムが鳴るまでは教室を出てはいけない決まりになっている。
いつきがそう言うと、教室はクラスメイト同士の会話でにぎわった。
征太「そろそろかな」
征太がそう言ってから数秒後・・・
キーンコーンカーンコーン
放課後を告げるチャイムが鳴った。
すると、教室の様子が一変した。
いつき「あ・・・」

女生徒A「・・・・・」

クラス全員が虚ろな表情になった。
そして、男子生徒のみ身支度を整えてそそくさと教室を後にした。
征太「よし、では朝の続きをやるか」
征太は再び骨を取り出した。
その後、女子を4人ずつ呼び出して、同時に骨にキスをさせた。
それを、すべての女子がやるまで続けた。
もちろんいつきも、それの対象となった。
しかし、どれを試しても骨は光った後に、いつもの状態に戻ってしまうだけだった。
征太「やはり無駄だったか・・・。このクラスの女子の魔力はみな低いというわけだな」
征太は教室を一望した。
いつき「・・・・・」
女生徒たち「・・・・・」
いつきやクラスの女子たちはみなボーっとした表情で立ち尽くしていた。
征太「そういえばあいつらの魔力がどれほどなものか、見定める必要があるな」
征太は目を閉じ、頭の中で念じて、彼女たちを呼び出した。
征太「藍子、春菜、我のもとへ来い」
・
・
・
=D組教室=


藍子「上条さん、調子はどう?」
春菜「う~ん、とくに問題はない、かな」
藍子「そっか、よかった」
藍子と春菜は、静まり返った教室で話をしていた。
ちなみに明憲はすでに教室を出て帰宅している。
藍子「ねえねえ上条さん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」
春菜「いいけど、なに?」
藍子は携帯を取り出した。
藍子「メールアドレスの交換、しよ!」
春菜「え・・・」
春菜は唖然としていた。
藍子「私、もっともっと上条さんと友達になりたいの!だから・・・」
春菜「ぷ・・・クスクス」
春菜はクスリと笑みをこぼした。
藍子「上条・・・さん?」
春菜「やっぱり高森さんは素敵な人だなあ。・・・もちろん、いいよ!」
藍子「ホント?!ありがとう!」
そうして藍子と春菜はメールアドレスを交換した。
藍子「これでよし、っと」
春菜「あの、高森さん」
藍子「?どうしたの?」
春菜「・・・ありがとう」
春菜は顔を赤くしてそう言った。
それに対し藍子は・・・
藍子「・・・うん!」
まぶしいばかりの笑顔をむけるのであった。
藍子「それじゃあ帰ろっか」
春菜「そうだね」
そうして藍子と春菜がカバンに手をかけたその時・・・
藍子「あ・・・・」

春菜「あ・・・・」

藍子と春菜の目が虚ろになった後、抑揚のない声でこう言った。
藍子・春菜「・・・はい、ご主人様・・・すぐに・・・そちらへ・・・」
そして藍子と春菜はフラフラとした足取りで教室を後にしたのだった・・・。
続く
スポンサーサイト